初めてのゴナールエフ皮下注ペン|自己注射の痛み・費用・副作用まとめ【体外受精】

初めてのゴナールエフ皮下注ペン|自己注射の痛み・費用・副作用まとめ【体外受精】

2025-05-31
ゴナールエフ皮下注ペン

この記事では、初めて「ゴナールエフ皮下注ペン900」を自己注射した私の体験をもとに、

・注射の痛みはどれくらいか?
・費用はいくらかかるのか?
・副作用はどんな感じだったか?

といったリアルな感想をまとめています。
これから注射を始める方に向けて、少しでも不安を減らせるように詳しく記録しました。

前回の記事はこちらです。

ホルモン検査2回目|ゴナールエフの価格に驚き【体外受精】
この記事は、47歳にして体外受精を始めた私の治療記録です。 初回のカウンセリングと検査が終わったら、「次は生理開始3日目に来てください」と言われました。この日は…
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ゴナールエフ皮下注ペンとは

公式サイト(https://www.ptsmrkjp.com/fe-pat/gof/)の説明を引用します。

ゴナールエフ皮下注ペンは、「生殖補助医療における調節卵巣刺激」「視床下部ー下垂体機能障害又は多嚢胞性卵巣症候群に伴う無排卵及び希発排卵における排卵誘発」及び「低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症における精子形成の誘導」の効能・効果を有する、遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン(r-hFSH)製剤です。

特に体外受精では、適切な数の卵子を得るために、月経周期の2~3日目から卵巣刺激剤としてゴナールエフ皮下注ペンを使用します。

卵胞が十分に発育するまで、超音波検査やホルモン検査で確認をしながらゴナールエフ皮下注ペンの投与継続日数や用量を調整します。
卵巣刺激の方法は個人の状態によって変わります。処方に関する詳細はかかりつけの医師にお問い合わせください。

https://www.ptsmrkjp.com/fe-pat/gof/

つまり、ゴナールエフは「適切な数の卵子を得るために、月経周期の2~3日目から卵巣刺激剤として使う」ためのものだそうです。
量や頻度は人によって違うようですが、私は225を4回打つように言われました。

私の注射スケジュール

日数通院ゴナールエフ
1
2
3通院・処方225
4
5225
6
7225
8
9225
10通院
日数は生理開始日からの日数

つまり、4回も自分のお腹に針を刺さないといけないんですね。怖いですね。
初めて打つ時は怖くて何度も動画を見て迷っていました。
打つまでに30分以上かかってしまいました。

ゴナールエフ注射の痛みについて


さて、4回終わった今振り返ってみると、そこまでひどく痛むことはなかったという感想です。
もちろん少し痛いこともありましたが、4回目には余裕で打てるようになりました。

ゴナールエフの極細針

このように、針がすごく細いんです。
静かにすーっと刺せば、全然痛みを感じないこともありました。

以下に詳しく記します。

痛みの記録

・1回目 少し痛かった

初めてで怖くて恐る恐る刺したためか、痛みを感じました。ゆっくり注入している間に、針が震えていたのかなんだか針で抉ったようにじわじわ痛かったです。10秒待たない間に抜けてしまいました。(問題ないとのこと)注射用の絆創膏を貼っておいたら、少し血がついてました。

その後はなんだか、下腹部にじわ~っと広がって行くような妙な感覚がありました。でも初回だけだったので恐怖による気のせいかもしれません。

・2回目 何も感じなかった

1回目は、注入のとき押しづらく感じたので持ち方を工夫しました。無心で静かに刺したら、全然痛くない。注入時もほぼ何も感じず、しっかり10秒待ってから終えることができました。

何が違うのかよくわからないけど、上手くできたかな?

・3回目 少し痛かった

2回目痛くなかったのでもう大丈夫と思ったらそうはいきませんでした。同じようにゆっくり刺したつもりですが少し痛かったです。注入するときもじわじわ痛かったですね。なんでだろう?

・4回目 かすかに痛かった

最後は静かに刺しました。ほんの少しだけ痛かったです。油断して適当に持っていたら、容量の窓を指で隠してしまって、残りの量が見えなくなってしまったので焦りました。(刺さっている状態で持ち帰るのは怖い)でも、設定した容量以上は進まないので最後までゆっくり押し切って終了。この時だけ蚊に刺されたように少し腫れましたが、すぐ治りました。

初めは痛く感じたけど、全然痛くないこともあり、慣れたら怖くはなくなりました。

使用時の注意点


そこで、どうやったら痛みを減らせるか、先生、看護師さんに質問してみました。
その他伺った質問と回答を以下にまとめました。

Q&A 先生のお答え

1.すごく痛い時と、全然痛くない時があったんですが、痛くなくするコツはありますか?

コツはないんです。たまたま打った場所に、血管が神経があったかどうかなので、打ってみないとわからないんです。あえていうなら、青く血管が見える場所は避けると良いかと思います。

2.期間中に帰省するため、冷蔵庫に入れられない時間があります。どうしたらいいですか?

25度以上にならなければ大丈夫です。持ち運び時は保冷バックに入れて、保冷剤や冷たい飲み物を一緒に入れて温度が上がらないようにしてください。

3.何時頃打つのがいいですか?

何時でも大丈夫です。ただ、毎回同じ時間帯にしてください。

1.痛みの強さの違いは、上手下手ではなくて、ただ打つ場所の問題だったようです。これはどうしようもないですね。

2.保冷バックに温度計も入れて都度確認しました。涼しい季節なのでよかったですが、真夏だったら保冷剤がたっぷり必要そうです。

3.私は夜寝る前22:00に打つようにしました。怖かったので、そのまま安静にして寝てしまうのが良いような気もします。いつでもいいそうです。

こちらは、私の場合に合わせて先生がアドバイスしてくれた内容ですので、実際に使用する際には主治医の先生のアドバイスをご確認ください。

ゴナールエフ皮下注ペンの費用

ゴナールエフ皮下注ペンは容量が4種類あり、価格は以下の通りでした。

容量価格
150不明
300¥19,800
450¥30,800
900¥59,400

私は225でしたので、注射一回あたり¥14,850という計算になります。
めちゃくちゃ高いですね。

医療機関によって価格差があるそうです。

ゴナールエフ皮下注ペンの副作用

また、副作用ですが少しだけあったように感じました。

具体的には、締め付けられるような軽い頭痛がしたのと、下腹部が気持ち悪く感じました。
お腹を壊したような、生理の時に感じる痛みに近い不快感です。女性ならわかってくれるかと。

おそらくゴナールエフはホルモンなので、ホルモンバランスの変化によるものではないかと考えています。
900たっぷり打ってこの程度なので、そんなに影響はないのかもしれません。

次のステップ:通院・卵胞確認

さて、これで服薬と注射は無事終わりました。
次の通院日には、卵胞を確認する予定です。

しっかり育ってくれているといいのですが。不安は続きます。
次回は卵胞確認の結果と、採卵についてお伝えできればと思います。

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