このブログは47歳で体外受精を始めた私の通院記録です。
「ガニレストが全然刺さらない…」とお困りの方は多いのではないでしょうか。
排卵抑制の自己注射「ガニレスト」、私もなかなか刺さらなくて30分以上かかってしまいました。
この記事では、同じようにお困りの方に向けて、実体験と注射のコツなど詳しくお話しします。
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ガニレストとは
ガニレスト(https://organonpro.com/ja-jp/product/ganirest/index/)とは、排卵を抑制する「シリンジ」タイプの自己注射です。
ゴナールエフと比較した画像です。

上がペンタイプの「ゴナールエフ」、下がシリンジタイプの「ガニレスト」です。
小さいですが、本格的な注射の形をしているのがわかると思います。
ゴナールエフで自己注射には慣れたつもりでしたが、ガニレストは想像以上に難しかったです。
私の体験談|刺さらなくて30分以上格闘
ゴナールエフは、針が細いのでほとんど力を入れなくても、ゆっくり深呼吸したらスッと入っていくイメージですが、それに対してガニレストは、全然入らないんです。
少しづつ力を入れてみるものの、下腹の脂肪が凹むだけでした。
針の太さの違い
実際、針の太さがまったく違います。

上がゴナールエフ、下がガニレストです。
太さも、長さも全然違いますね。
太くて長い針に恐怖を感じる方も多いのではないでしょうか。
刺す角度の違い
ガニレストは、駐車する角度に指定がありました。
パンフレットや動画では「45~90°」とのことですが、私が行った病院では「ほぼ真横からで大丈夫」とのことでした。

左手で皮膚をつまみ、右手の親指だけで斜めにシリンジを押すのでとてもやりづらかったです。
冷や汗をかきながら少しづつ押しますが、びくともしません。
ちょっと入ったかな、と思っても皮膚(脂肪)が凹んでいるだけでした。
格闘すること30分以上。焦りと不安で手が震えていました。
「毎日同じ時間に打つように」と言われていたのでとても焦ります。
一気に刺すのは怖くてできませんが、少しづつ、少しづつ加える力を強めていきました。
すると、ある瞬間に「プスッ」という手応えがあり、少しづつ針先が入りました。
ガニレストの費用
ガニレストは、1本 ¥9,900でした。
安くはないですが、ゴナールエフが高かったので、それと比べると何も感じません。
だいぶ金銭感覚が麻痺してきたようです。
ガニレストは痛くない?副作用は?
ガニレストの場合、この長い針を3/4まで差し込む必要があります。
深く差し込むのが痛いのではと怯えていましたが、驚いたことに全然痛くなかったんです。
プスっと刺した時も、差し込んでいくときも、注入後5秒待つときも、全然痛くないんです。
拍子抜けしてしまいました。
必要なのは、ちょっと刺す勇気だけでした。
副作用
ガニレストに副作用はあるのでしょうか?
ホームページには副作用はわずかで、「悪心と部位の紅斑」だとありました。
主な副作用(0.3〜0.5%未満)は悪心、注射部位紅斑でした。
https://organonpro.com/ja-jp/product/ganirest/product-basic-information/feature/
私は、打って気分が悪くなることはなかったです。
2日後見てみると、確かに打った場所が、ほんの少し青くなっていました。
まとめ|痛くないと安心して、少しづつ力をかけて
同じように、ガニレストが入らなくて困っている方がいらっしゃいましたら、こうお伝えしたいです。
太い針なので、なかなか刺さらなくて当たり前です。
少しずつ力をかけて、思い切って押してみてください。きっと大丈夫。痛みも少なく、すぐ終わります。
ガニレストの次は、2日後に内診で卵胞の状態を確認します。